あきたポタリング日記

ポタリングとは、気の向くままに自転車で散歩をすること。 四季の美しい風景の中を のんびり走るのが好きです。 自転車に乗れないときは、不定期更新日記になります。

輪行で手打ち蕎麦ポタ 10/22

2006/10/22(Sun) 12:37 いつものとおり、怠惰にノソノソと起きてきて、子供とテレビを見ていたのだが、お昼ちかくになってから、ふと旨い蕎麦が食べたくなり、愛用の自転車「DAHON SPEED」を折りたたんで、秋田駅から奥羽本線の鈍行列車に乗りこんだ。 向かった先は、青森方面へ向かう下り列車で4つ目の駅、大久保駅


12:43 JR奥羽本線 大久保駅。(上の写真とも) 1902年の奥羽本線開業と同時に開設され、現在は簡易委託駅。 駅舎内に貸し自転車の案内看板があったが、このサービスは今でもあるのかな?
追記:潟上市役所へメールで問い合わせたら「現在は行っていない」「撤去忘れ」とのこと。

12:55 大久保駅前のそば処 安澄にやって来た。 安澄といえば「冷やかけなっとう」(1,050円)が有名。 秋田市内にも支店があるが、やっぱり本店で食べる味は格別。 いつも大盛りだが、今日は普通盛りにしておいた。
12:59 「冷やかけなっとう」を注文すると、まるで盛岡冷麺のように、必ず上にフルーツが乗っている。 この日はナント、メロンが乗っていた。 メロンはこの周辺の特産品である。 甘くておいしかった。
13:13 そば処 安澄
潟上市昭和大久保字虻川境一番地  TEL:018-877-3659  営業時間:平日11:00-15:00,   土日11:00-20:00 月曜定休
13:45 蕎麦を食べて満足したところで、ここから市内を目指し走っていくのだが、寄り道をして八郎潟残存湖(通称:八郎湖)へ立ち寄る。 この周辺は干拓の際に護岸がコンクリートで固められ、野鳥や水生植物が棲めない環境になっている。 湖岸では現在、昔の岸辺を取り戻す活動が進められている。 出前授業inハチロウキッズ
13:40 沖の方角を眺めていると、船外機を付けた和船が水面を横切っていった。 他にも幾つか漁船が係留されているところを見ると、漁師さんも居るのだということが判る。 背後にそびえる山は、男鹿半島のシンボル・寒風山。

14:12 大久保小学校近くの奥羽本線阿弥陀堂踏切」。謂われのありそうな名前に、近くを探してみたが、それらしい祠の類はいっさい見あたらなかった。 上を跨ぐ橋は、昭和男鹿半島ICと、男鹿の観光地を結ぶアクセス道路。
14:35 秋田市金足小泉にある「男潟」は、「女潟」とともに小泉潟公園(後述)を形づくっているが、閉鎖性湖沼であるため、周囲からの生活排水が流入し水質汚濁が進んでいた。そのために「金足浄化センター」を平成2年4月に設置、周囲の家庭排水の処理を行い水質保全を図っている。

15:02 秋田県立博物館分館「旧・奈良家住宅」。 江戸時代の文化8(1811)年、菅江真澄も、この奈良家へ当主喜兵衛を訪ねている。菅江真澄は、秋田県内では非常に有名な漂泊の旅人(松尾芭蕉より有名かも)であり、県内各地に足跡を遺している。(リンク)内部は撮影可能だが、WEBに載せるには許可が必要。
15:09 今回は寄らなかったが、駐車場の向こうの建物が、秋田県立博物館。(リンク) 「菅江真澄資料センター」と秋田県出身の偉人を紹介する「秋田の先覚記念室」が併設されている。11/5まで特別展「熊野信仰と東北 ~名宝でたどる祈りの歴史~」が開催されている。国宝の熊野速玉大社古神宝も展示されている。
15:11 県立小泉潟公園。男潟と女潟(湿原植物群落の県文化財指定)を中心に、小高い丘陵地を組合せ、広大な自然を利用しながら整備され、散策やレクリエーションの場としてたくさんの人々が訪れる。本格的日本庭園の「水心苑」、202種10万8千株の花菖蒲が咲き誇る「菖蒲園」などがある。サイクリングロード(1周2,800m)もあるので、いちど回ってみなくては!
15:18 赤い鳥居が目にとまり、吸い寄せられるように立ち寄ってしまった「羽黒神社」。 粗砂利敷きの駐車場を避けて、舗装された三門の下に自転車を止めていたら、宮司(だと思うが・・・ツナギを着たオッサン)に注意された。 非はコチラにあるかも知れないが、モノの言い方というものがあるだろう。 あばよ! 二度と来るか!!
15:40 国道と別れ、土崎の街中へ入ってきた。 この踏切は、JR土崎駅からの線路と別れ、JR貨物秋田港駅の方角へと向かう貨物支線。 県内の油田が活況を呈していた頃は賑わったが、現在では1日6往復が走るのみである。
15:45 自転車乗りの端くれとしては、町で自転車屋さんを見つけると気になる。 これは「ナベヤ自転車(株)」 自転車が多く売れるシーズンではないのに、店頭にはたくさんの自転車を並べてお客さんを待っている。 いつまでも頑張って商売を続けられる社会であって欲しい。
16:01 土崎の新国道に沿って住宅街を抜ける細道。 古い家は玄関を反対側に向けているところを見ると、かつて秋田市電が走っていた道かも知れない。 そんなことを考えながら家路についた。

走行時間 2:24’33

走行距離 38.35km

平均速度 15.9km/h