あきたポタリング日記

ポタリングとは、気の向くままに自転車で散歩をすること。 四季の美しい風景の中を のんびり走るのが好きです。 自転車に乗れないときは、不定期更新日記になります。

八郎潟残存湖

かつて秋田県には琵琶湖に次ぐ国内第二位の面積を誇った湖沼「八郎潟」があった。 あまり詳しい話は承知していないが、戦後の高度経済成長の中でコメの増産が推し進められる中で、浅い汽水湖だった八郎潟では干拓事業が行なわれることになり、この八郎潟残存湖を残して埋め立てられ、新しい村・大潟村がつくられた。地図はこちら その頃を境に、日本は減反に転じていったという話を聞く・・・(-_-;
====

八郎潟干拓と減反> 最深5メートルという八郎潟の干拓案は明治以来、コメ不足のたびに何度も浮上した。国が最終決定したのは、外国米を輸入するほどの食糧難を経験した敗戦後の1956年(昭和31年)。ところが、コメ需給は次第に安定に転じ、八郎潟干拓地への第1次入植が始まる前年の65年からは、わずか5年間で政府米在庫が700万トンとコメ余り時代に一変した。「理想の近代農村」に約1500戸のコメ専業農家を育成する計画は消し飛び、入植は5次580人で打ち切り。入植者にはやがて減反がのしかかる。(河北新報

 八郎潟残存湖は現在、流域に県全体の2割を占める水田が広がり、主に代かき後の農業排水が原因で、水質悪化が進んでいる。 今年8月上旬にはアオコが大量発生。水道水源の馬場目川に逆流し、八郎潟町のほぼ全世帯が一時断水したため、上流のダムから緊急放水して押し流すなど、住民生活への影響も深刻化している。