2006-10-20 子吉川にそって 2006/10/15 Travel diary 2006/10/15(Sun) 季節は秋のまっただ中。 山あいのほうではスッカリ紅葉が始まっているようだが、週末はマイカーで混雑している。 渋滞を避けて( ‐‐) zZ、秋田市の南隣、由利本荘市エリアをサイクリング。 由利本荘市は秋田県の面積の十分の一)、神奈川県の約半分に相当する、とても広い市域を持つ。 10:31 由利本荘市の国道105号にある道の駅おおうちにクルマをデポ。施設内には物販・情報・多目的施設を備え、宿泊機能を備えた温泉施設「楠の湯」もある。JR羽後岩谷駅に道の駅が同居し、パークアンドライドも利用できる、機能的な施設。 10:48 羽越線の線路に沿って南へ走る。気温はそれほど高くないが、天気もいいので長袖のウェア1枚で快適に走れる。 秋田へ向かう701系の普通列車がやってきた。この路線の旅客列車はそれほど多くはなく、主役は北海道と西日本を結ぶ貨物列車である。 10:58 由利本荘市の代表駅、羽後本荘駅前に到着。由利本荘市は、秋田県南部に位置する日本海に面した市。2005年3月22日に本荘市と由利郡7町(矢島町・岩城町・由利町・西目町・鳥海町・東由利町・大内町)が合併し発足した。 11:11 由利高原鉄道 薬師堂駅。風雪に耐えて国鉄時代から使われている古い木造駅舎も、同線ではこの薬師堂駅を残すのみとなっている。由利高原鉄道は昭和60年、旧国鉄の矢島線より転換された、羽後本荘駅から矢島駅に至る全長23.0kmの第三セクター鉄道。 12:16 「ゆりさくら公園」の愛称で親しまれている、旧由利町の中心地、前郷の集落に近い子吉川堤防沿いの緑地には桜が植えられ、春には見事な景観が見られるという。遠くに霞んで見える山は、山形県との県境付近にそびえる鳥海山。 12:27 前郷の船着き場跡。 江戸時代の物資の輸送は、子吉川を利用した川船での輸送が中心であった。沿岸には多くの船着き場があり、中でもこの前郷船着き場は、大いに賑わったという。子吉川の舟運は、鉄道が開通する大正時代まで続いた。 12:33 最上義光の家臣であり、前郷を領した滝沢政道の崇敬厚かった日枝神社。飯沢の太夫山に祀った「山王権現」を、滝沢城が破却された後の承応3年(1654年)に遷座したもの。 12:42 滝沢城址。滝沢政道が1603年から1607年まで、4年の歳月を費やして築城。本丸・ニの丸・三の丸をおき、内掘や外堀も作られ、今でもその一部が残っている。城跡には前郷小学校が建てられているが、平成16年3月に統合により閉校されている。 12:47 由利高原鉄道 前郷駅。2面2線ホームを持つ有人駅。国鉄時代は1面1線であったが3セク転換時にホームを増設した。スタフ閉塞式(羽後本荘~前郷間)、タブレット方式(前郷~矢島間) の切り替わる駅であり、テッチャンの姿も多い。 12:53 由利本荘市立由利小学校。平成16年3月末に閉校となった旧由利町内の3小学校(西滝沢小学校、鮎川小学校、前郷小学校)を統合し、平成16年4月1日に新しく発足した。 続編に続きます