あきたポタリング日記

ポタリングとは、気の向くままに自転車で散歩をすること。 四季の美しい風景の中を のんびり走るのが好きです。 自転車に乗れないときは、不定期更新日記になります。

盛岡 旧井弥商店

本町通から上の橋を渡ると、左側に豪壮な黒漆喰の土蔵造りの家があります。明治の盛岡大火後に建てられたもので、当初は呉服問屋でした。 (現在は自然食品店)腕の良い職人さんが手間暇かけて造った建物です。昭和45年9月火災にあい,屋根が落ちたため修復し,現在の形となりました。
屋根は瓦葺き寄棟造り,外観は土蔵,大壁式艶出し,黒漆喰仕上(一部白漆喰塗)窓には外開きの土蔵式防火戸,窓上部に木製庇を設け,腰壁は人造石研出し仕上げとし,軒天井は木造を顕さずすべて漆喰塗りとし,防火に配慮してある。軒天井の持ち送り蛇腹,軒樋受け金物,呼樋に特徴がある。防火戸のない窓は火災後に改修された窓である。内部は,真壁式と木造柱,梁顕しの仕上げである。岩手銀行煉瓦造の室内と同じく県南産のけやきを使用している。1階の店舗内部は,階段と共に昔の姿をしのぶことができるが,2階は火災後修復のため現代化されている。