秋田市 久保田城表門

秋田の冬風景－３３　秋田市　久保田城表門 久保田城は慶長8年（1603）に築城して翌年に完成しています。表門は久保田城本丸の正門で、一ノ門とも呼ばれていました。元和８年（１６２２）に最初の立て替えが行われ、その後寛永１０年（１６３３）、安永７年（１７７８）など何度か火災に見舞われています。本丸の玄関口として警備上からも重要な地点とされ、左手には門の警備と管理をする「御番頭局」、門の下手には侵入者を警戒する「御物頭御番所」（現存）を置いて警備を固めていました。 この門は、絵図などの文献資料や発掘調査の成果をもとに、平成13年（２００１）に再建したもので、構造は木造2階建て瓦葺きの櫓門で、20万5千8百石の正門にふさわしい壮大なものとなっています。