あきたポタリング日記

ポタリングとは、気の向くままに自転車で散歩をすること。 四季の美しい風景の中を のんびり走るのが好きです。 自転車に乗れないときは、不定期更新日記になります。

6/13 仁別の藤倉神社

仁別の藤倉神社。境内地に建つ案内看板によれば、以下のとおり。 当社は、今をさかのぼる千二百余年の延暦年間、征夷大将軍坂上田村麻呂が東北進攻の折戦勝祈願をしたとの伝承がある。その時に藤の巨木を影向の神体として藤倉大権現を祀り、併せて大悲千手観音を安置奉ったとある。応徳、寛治年間(十一世紀末)源義家後三年の役に苦戦の際、田村将軍が戦勝祈願をした社があると聞き、自らの元結に秘せし観音菩薩像(一寸八分間浮檀金)を大権現の合殿に祀って祈願し、かくて勝利を得たという。由に藤倉観音と称す。以来水上神として佐竹氏代々に崇敬される。
なお当社は、東方約一kmの地点に在りしを現在地に再建したもので、境内の二王尊像は身丈一丈二尺と県内屈指の大きさである。この二王尊像は再建以前の作と伝えられる。
秋田県をはじめ、北東北には「坂上田村麻呂の創建」と伝えられる寺社が数多いですが、侵略者である敵将が創建した寺社を崇敬させられること、これほど屈辱的なことはありません。その頃の北東北は、「まつろわぬ民」であった日本東部の先住民・蝦夷(えみし、えびす、えぞ)が大和朝廷により北へ北へと追いやられながら抵抗を続けていた土地だったはずなのであります。
・・・ご立派!!