サイクルバスの可能性
自転車を目的地までバスで運搬 商品化に向け実験、秋田市雄和 サイクリング・タウン推進協議会と秋田中央交通がタイアップして、自転車をバスで目的地まで運び、ツーリングを楽しむという旅行の商品化に向けた活動が進められている。先月下旬には、同市雄和で自転車の積み込み方法などを探る実験を行った。 この取り組みは、県サイクリング協会が中心となって今春発足した同協議会が、地域おこしの一つとして目指している「サイクリング・タウン構想」の一環。ガソリン価格の高騰やエコブームなどで近年、自転車が注目されていることもあり、同協議会の黒崎一紀会長(49)が7月下旬、「公共交通機関と自転車を組み合わせたツーリングを商品化できないものか」と秋田中央交通に働き掛け、今回の実験が実現した。 団体客が路線バスを貸し切った場合を想定し、車内への自転車の積み込み方法を実験。手すりに木の棒をくくり付け、ゴムベルトで固定する方法などを試したほか、実際に自転車を載せたバスで道路を走行し、安全面などの確認作業も行った。 今後は、実験の結果をまとめ、県バス協会やJRにも賛同の働き掛けを行っていく予定。黒崎会長は「このような取り組みは全国でも例がないと思う。実現すれば旅行のバリエーションが広がる。秋田から全国に活動を発信したい」と話している。(2008/09/03 秋田さきがけ)
自転車をそのまま列車に積み込む“サイクルトレイン”の取り組みは各地で行われているようですが、バスにそのまま積み込む、言わば“サイクルバス”の試みというのは、たしかに珍しいかも知れませんね・・・そんなに何台も積めないだろうとは思いますが、新しい需要が生まれるかも知れません。 ====