あきたポタリング日記

ポタリングとは、気の向くままに自転車で散歩をすること。 四季の美しい風景の中を のんびり走るのが好きです。 自転車に乗れないときは、不定期更新日記になります。

紅葉の角館サイク 11/4(後篇)

前編から続きます 11:04 秋田市の自宅を出発してから3時間、角館の市街地に入ってきた。 まずは武家屋敷通りで何枚かブログ用の写真を撮影する。 意外に観光客が少なくて、サクラの時期には望めないような、こんな写真も撮れたのだけれど、自分を写した写真は1枚もない。。。誰かに撮ってもらえばよかったな。
==== 11:11 武家屋敷には思いのほか、緑の葉を付けた木々が残っていて、「紅葉まっさかり」という雰囲気ではなかった。 それでも観光客は喜んでくれていたようで、秋田を代表する観光地の面目躍如といったところ。 時間に余裕があれば、観光案内をしながら回ってくれる「人力車」に乗ることをオススメしたい。
11:35 ひととおり回ったところで、檜木内川の土手のベンチに腰掛けて、昼食をとることにする。 今日のランチは百均で買った「支那そば」2食入り105円。 トランギアのアルコールストーブで湯を沸かす。 念のためにガスストーブも持ってきているが、大丈夫、トランギヤだけで充分だった。
12:07 ところでトランギアのアルコールストーブ単体ではお湯を沸かせないので、固形燃料『デュアルヒート』用のゴトクを組み合わせて使うのがベスト。 値段も安いしオススメ。 Alcoholic Stoveチタンゴトクという製品もあるのだが、値段が本体より高いのは納得いかない。
12:08 檜木内川の土手の上も、落ち葉の遊歩道になっていて、結構イイ雰囲気の道。 春にはソメイヨシノで多くの花見客を集めるが、もったいないことにこの時期、観光客は皆さん武家屋敷のほうへ云ってしまい、ほんとうに誰もいない。
12:34 「イオヤ」。 秋田ではお馬鹿さんのコトを「ホジナシ」と云う。 最近は超神ネイガーの敵役として知られるようになったが、ホジナシになってしまったら、ホジを入手しなければならない。 イオヤでは「ホジ」を売っているという。 真偽のほどは知らないがw 
12:37 安藤醸造元本店。 創業1853年(嘉永6)という味噌・醤油の醸造元。蔵座敷、文庫蔵などが残る。味噌や醤油、漬物などを販売しており、蔵座敷は希望すれば見学ができる。文庫蔵では、味噌汁と漬物の試食もできる。
12:48 お昼ごはんも食べたので、角館から先、午後のサイクリングを続けることにする。 前回(昨年の秋にロードレーサーで来たとき)は刈和野方面へ走っていったので、今日は県道11号線・角館六郷線を走っていくことにする。
12:58 大仙市豊川観音堂の『水神社』。 秋田県で唯一の国宝である「線刻千手観音等鏡像」をご神体とする神社。鏡像は一般公開されておらず、ご開帳されるのは例大祭8月17日14:00~15:00と、1年で1時間のみ(※例大祭は13:00~15:00)。地図はこちら
13:26 大仙市太田庁舎、かつての太田町役場。 ブログ仲間がこのあたりに棲んで居るらしいので、話のネタに証拠写真を撮影した次第。 庁舎の前の紅葉も今が盛りかと思われるが、川口渓谷の紅葉は是非拝見したい。
13:43 ススキの原の上に、紅葉に染まった真木真昼山地が見える。 ススキの穂が揺れる風景は、これから向かう冬のことを思い出させるため、非常に悲しげだが、私には大好きな風景の1つである。
13:53 払田柵跡(ほったのさくあと)。大仙市払田と美郷町千畑にまたがって位置する、平安時代の城柵遺跡で国指定史跡。 軍事施設と行政施設の役割を果たしていたと考えられているが、この遺跡は文献に全く残っていないため定かではなく、「幻の柵」とよばれている。
14:14 払田柵跡を政庁址から望む。 外郭は東西約1370m、南北約780m、面積約87.8haの楕円形をしており、非常に規模が大きい。 払田柵は軍事的、政治的な要素を兼ね備えた国の役所であるとともに、柵内では鉄の生産や鍛冶、さらには祭祀もとり行われていたと思われ全体像が徐々に明らかになってきている。
15:12 角館武家屋敷はともかく、払田柵跡は自転車で初めて訪れて、ずいぶんゆっくりし過ぎてしまった。 自走で帰るのは諦めて、大曲駅から輪行して奥羽本線の列車で秋田へ戻ることにする。 走行距離 79.5km 走行時間 4:10.25" 平均時速 19.0km/h 最高時速 42.5km/h