あきたポタリング日記

ポタリングとは、気の向くままに自転車で散歩をすること。 四季の美しい風景の中を のんびり走るのが好きです。 自転車に乗れないときは、不定期更新日記になります。

「青い瞳のイタリア娘」に乗りませんか?

【追記】この記事で取り上げた自転車については、現在は既に買い手が付き、自転車店の店頭に在庫はありません。あしからずご了承ください。


すっげーエゲツナイ表題で恐縮ですが・・・Bianchi SanRemoというイタリア製の700C高速ツーリング車が、秋田の自転車店で買い手を待っているというオハナシ。  

艶めかしい光を放つ青い瞳のイタリア娘、Bianchi SANREMO
定価17万円の700C高速ツーリングモデル。私は2002年の年末に出会い、恋い焦がれてしまい、地元の自転車店へオーダーを入れたのでした。

愛しの彼女はイタリアから船便で来日し、はるばる秋田にやってきました。しかし彼女は、182cmの私を乗せるには小さかった。フレームサイズは当時国内に輸入されている中では最も大きな55cmだったのですが、悲しいかなBianchiホリゾンタル換算、したがってシートピラーをいっぱいに突き出しても、両足がラクについてしまう有様で、後ろ髪を引かれる思いで、泣く泣く購入を断念したのでした。  
ところがこのBianchi SanRemo 、なんと言うことでしょうか、まだ自転車店に置かれて、大事に残っていたのでした。国内の店舗ドコをさがしても、おそらく新車のBianchi SanRemo など、売っている店はないことでしょう。クロモリフレームのしなやかな乗り味、コンポーネントCampagnolo。クランクはVeloce Triple,30/42/52、リヤコグは9-speed,13-28T、アイレットも付いていますのでドロヨケ装着可能、舗装道路もダートでも、ドコだって走れます。 サイズの合う方は、いまスグ買いです。(だいたい170~178cmぐらいかな?) (Bianchi SANREMOのスペックはコチラを) 自転車総合サイトwww.81496.comで、店長氏が絶賛していた文章が実に名文!この自転車のスバらしさを端的に表現していると思われるので、紹介します。

イタリアン トラディッショナルなツーリング車です。 2003年のお勧めツーリングはこれでしょう。なんで何年もビアンキが少量しか売れないのに生産を続けているのか?しかも年々進化して行ってるのは何故か?乗ればわかる!!と言いたいのですが、なかなか乗る機会も見る機会もないとは思いますので言葉で説明しておきましょう。 このサンレモの何が良いのか?まずはやはりこの昔ながらのツーリングスタイルそのもののルックスは現代のスポルティーフと言えるでしょう。ツーリングと聞いてピンと来る人は理解していただけると思うのですが、もひとつ良くわからないと言われる方に説明しておきましょう。「なんや、ドロップハンドルやからロードとちゃうん?」と言われてしまいそうですが、まるで乗り心地は違います。一番 わかりやすいのはホイルベースがロードレーサーに比べてかなり長いです。根本的にこのホイルベースがかなり重要なポイントになっています。簡単に説明するとこれが長くなると直進安定性が良くなる。フレームが長くなるのでパイプのしなりを生かせる。ロードの場合は極力ロスをなくしてダイレクトに脚の力を伝えるように出来ていますが、ツーリングの場合はあえてロスを作るように設計されています。「じゃあシンドイんとちゃうの?」と言われてしまいそうですが、バネで作るわけではないので目に見えてはわかりませんが、長距離を乗った時の疲労が全く違います。これは実際乗ってみないとわかりませんのでお店に来られたお客様でもドロップハンドルやからロードの方が良いんとちゃうか?と言われたりしますが、根本的に使い道が正反対なのでツーリングメインの方にはツーリングの方をお勧めしています。 そして2003年モデルの特徴は見てわかる人はわかると思うのですが、フレームパイプがかなり太くなっています。一見「アルミ?」と思うほど太いです。が、実際に太くなったのはダウンチューブですので「剛性が上がった」と理解して下さい。クロモリパイプの「しなやかな乗り心地」に太いダウンチューブによる「剛性が上がり安定した感じ」を加えたもので「本当に乗りやすい」ものに仕上がっています。 それとハンドルまわりではアヘッドステムになっています。これは時代の流れもありますが、ヘッド周りの軽量化とステムの選択肢の多さや交換の容易さを求めていくと、やはりアヘッドのものになって正解です。 カンパのパーツはシマノと比べてどうか?と思われる方が多分おられると思いますので、ハッキリ言ってシマノの方が性能は良いです。でも性能だけであなたはモノを買いますか? それなら同じものしか世の中になくなってしまいます。シマノが「優等生」だとすると、カンパは「ガキ大将」とでも言えば良いでしょうか.....でも昔程のじゃじゃ馬さはなくなってきてますが.....でもこの「音」を聞いてくれ!!このレバーの感触を楽しんでくれ!!シマノを悪く言うわけではないのですが、シマノのパーツはハッキリ言って面白くないのです。カンパのパーツを使う事によってなんか「自転車に乗ってる」と実感出来る事でしょう。いくら説明しても乗ってみなければこの事を理解してもらうのは難しいとは思いますが、単に変速さえすれば良いと思う方はシマノのパーツがついた自転車に乗っていれば良いと思います。カンパはまさに「自転車を楽しむ人」に使っていただきたいパーツですから。最近は何の疑いもなくみなさんはシマノのパーツの付いた自転車を使ってると思いますが、今一度自転車を楽しむ事の原点に戻って考えてみて下さい。 ツーリングを選んでツーリング車を買っていただいた方は「選んで良かった。やっぱしこれラクやわ。」と言われて喜んだりして.........とにかくこのサンレモは日本メーカーがどんどん切り捨てていったものがギュッとつまった貴重なツーリング車です。これから始める方、2台目、3台目の方を選ばず 全てのツアラーにお勧めいたします!!

そんなBianchi SanRemoを取り扱っている店はコチラ

サイクルショップタカハシ
〒010-0921 秋田市大町1丁目6-27
 電話 : 018-862-6261
 FAX : 018-862-6280
 営業時間 : 10:00~20:00
 定休日 : 1月2月は火・水曜日。3~5月は無休、それ以外は火曜日